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チタニウムリフトは、イスラエルAlma Lasers社が開発した医療用レーザー機器「ソプラノチタニウム(Soprano Titanium)」を用いた、非侵襲的なリフトアップ治療です。もともと、蓄熱式医療脱毛機として開発された本機器が、照射時に真皮層からSMAS筋膜への熱刺激によりコラーゲン生成を促進することが判明しました。その後、韓国の美容皮膚科医らによってリフトアップ専用の照射プロトコルが考案され、美容関心の高い層から注目を集めています。日本でも2023年頃から導入クリニックが増加しているのが特徴です。
機器名:ソプラノチタニウム(Soprano Titanium)/ ソプラノアイスプラチナム(Soprano ICE Platinum)
製造元:Alma Lasers社(イスラエル)
承認状況:米国FDA認証取得(脱毛用途)。日本では未承認医療機器のため、医師による個人輸入にて導入。
チタニウムリフトの大きな特徴は、3つの異なる波長のレーザーを同時に照射し、皮膚の浅層から深層まで立体的にアプローチできる点にあります。
施術部位や肌状態に応じて、以下の2モードを使い分けることで、より詳細なリフトアップを目指します。
①カウンセリング・診察:医師が肌状態の確認、施術適応の判断、リスク説明を行います。
②洗顔・剃毛:メイク・皮脂を落とし、照射部位の産毛を剃毛します(レーザーが毛に反応して火傷リスクを避けるため)。
③ジェル塗布:専用ジェルを塗布し、レーザーの伝導効率を高めます。
④照射:ハンドピースを肌に密着させながらスライドさせ、STACKモード・SHRモードを切り替えながら全顔を照射。施術時間は全顔で約30分。
⑤終了・アフターケア:ジェルを拭き取り、保湿・鎮静パックを行う場合もあります。施術直後からメイクが可能ですが、肌はデリケートになっているため、優しくケアすることが大切です。
効果の発現は施術直後から実感できるケースが多く、約2〜3週間後にコラーゲンが再構築されてさらなるリフトアップ効果が現れます。効果の持続期間は3〜6ヶ月程度で、定期的なメンテナンス(3〜4週間に1回、計3〜5回)により効果を維持・向上させることが推奨されています。
①一時的な赤み・ほてり:施術直後に照射部位が赤くなったり、熱感を感じることがあります。これは熱エネルギーに対する正常な皮膚反応であり、通常は数時間〜数日で自然に消失します。冷却や保湿ケアで軽減できるでしょう。
②炎症後色素沈着(稀):日焼けした肌や色素の濃い部位に照射すると、レーザーがメラニンに過剰反応して炎症後色素沈着(PIH)を起こすリスクが報告されています。施術前後は紫外線対策を徹底し、日焼け直後の施術は避けることが重要です。
③熱傷・水疱(稀):施術者の技術不足や不適切な出力設定、ハンドピースの密着不良により、皮膚に軽度のやけどや水ぶくれが生じるリスクがあります。適切な出力調整と照射技術を持つ医師・施術者を選ぶことで回避につながるでしょう。
④神経麻痺(極めて稀):過剰な熱エネルギーが神経に影響し、一時的な感覚鈍麻や麻痺が生じる可能性が報告されています。発生頻度は極めて低いですが、症状が続く場合は医師に相談が必要です。
⑤硬毛化(稀):産毛脱毛効果がある反面、まれに照射部位の毛が太く・濃くなる「硬毛化」現象が起こることがあります。発生した場合は追加照射や他の脱毛レーザーで対応します。
⑥感染(稀):施術後の傷口は極めて小さいですが、不衛生な環境や術後ケア不足により感染リスクがゼロではありません。施術後は清潔を保ち、処方された外用薬を使用してください。
チタニウムリフトは、「温かい光を当てられているような感覚」と表現されることが多く、HIFU(ハイフ)と比較して痛みは大幅に軽減されています。これは、ハンドピース先端を-3℃〜0℃に冷却しながら照射する「アイスクーリングシステム」が搭載されているためです。
ただし、痛みの感じ方には個人差があり、骨に近い部位(フェイスライン・顎・額)では軽いチクチク感や熱感を感じる方もいます。皮膚が薄い部位や脂肪の少ない部位ほど刺激を感じやすい傾向があります。
多くのクリニックでは麻酔なしで施術可能ですが、痛みに敏感な方や不安な方には以下の対応がとられることがあります。
施術直後〜数時間は照射部位に軽いほてり感が残ることがありますが、痛みが持続することはほとんどありません。鎮痛剤が必要になるケースは稀といえるでしょう。
チタニウムリフトはダウンタイムが非常に短い施術として知られています。以下に時系列での経過をまとめます。
チタニウムリフトの施術費用は、照射範囲・クリニックの立地・使用機器・施術者の技術レベルによって大きく異なります。
クリニックによって料金に含まれる内容が異なるため、以下を事前に確認しましょう。
①「効果を感じられない」:チタニウムリフトで最も多い不満がこのケースです。原因としては、照射出力が低すぎる(10kj以下など)、照射回数が不十分(1回のみで判断)、適応外のたるみ(重度の皮膚弛緩には限界あり)が考えられます。また、「劇的な若返り」を期待していた場合、チタニウムリフトの効果は「現状維持〜軽度改善」が主体であるため、期待値とのギャップが生じることがあります。
②「赤みや腫れが長引く」:通常は数時間で消失する赤みが数日続く場合、出力設定が肌状態に対して高すぎた、または日焼け肌への照射が原因として考えられます。施術前のカウンセリングで肌状態を正確に伝えることが重要です。
③「やけど・水疱ができた」:稀なケースですが、施術者の技術不足(ハンドピースの密着不良、同一部位への過剰照射)や不適切な出力設定が原因です。公式プロトコルに基づいた研修を受けた施術者を選ぶことで回避につながるでしょう。
④「韓国で受けたら効果があったのに、日本では効果がない」:照射プロトコル(出力・ショット数・照射パターン)がクリニックによって異なることが原因です。韓国で考案された公式プロトコルに基づいた施術を受けられるか、事前に確認することが重要です。
①公式技術認定を取得しているか:チタニウムリフト考案者(韓国のDo Young Rhee医師)から直接指導を受け、Alma Korea社の公式技術認定証(Certificate)を取得している医師・施術者は、正式な照射プロトコルに基づいた施術を行えることが期待されます。
②医師の専門資格:日本形成外科学会専門医、日本美容外科学会(JSAPS)専門医など、皮膚・組織の解剖学的知識に基づいた安全な施術が期待できる資格を持つ医師が在籍しているかを確認することが重要です。
③照射出力・ショット数の説明があるか:カウンセリング時に「何kj(キロジュール)で照射するか」「何ショット照射するか」を具体的に説明してくれるクリニックは信頼性が高いといえるでしょう。
④カウンセリングの質:施術の期待できる効果だけでなく、起こりうるリスクや限界、そしてチタニウムリフトが適応外となる症状についても、医師が正直に説明しているかを確認してください。「すべての方に効果がある」「失敗は絶対にない」といった断定的な表現や、過度な効果を謳うクリニックは避けるべきでしょう。
⑤アフターケア体制:施術後に万一、赤みや副作用などの問題が生じた際の連絡体制や再診対応が明確に整っているかを確認しましょう。また、治療継続が困難になった場合の返金ポリシーについても事前に説明があるクリニックを選ぶことが、患者さんにとって安心につながるといえます。
Q. チタニウムリフトは何回受ければ効果が出ますか?
A. 1回の施術でも施術直後からリフトアップ・引き締め効果を実感できる方が多いです。ただし、効果を最大化・持続させるには3〜4週間に1回のペースで3〜5回の継続施術が推奨されています。その後はメンテナンスとして3〜6ヶ月に1回の施術を続けることで、効果を維持できるでしょう。
Q. チタニウムリフトとHIFU(ハイフ)は併用できますか?
A. はい、併用可能です。HIFUでSMAS筋膜を点状に引き締め、チタニウムリフトで広範囲の蓄熱・トーンアップを行うことで、相乗効果が期待できます。ただし、同日施術の可否や施術間隔についてはクリニックの方針により異なるため、医師と相談の上で決定することが大切です。
美容医療相談室に届いたチタニウムリフトの美容医療&美容整形の口コミ・体験談です。
※当相談室でご紹介しているクリニックの口コミではございません。クリニック・医師によりスキルは異なりますので、慎重にお選びください。
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